猫のフィラリア症

４月に入りフィラリア予防などで来院されるわんちゃんたちが増えてます。
フィラリア症とは、蚊に刺された時に入った糸状虫が心臓などに寄生して具合が悪くなる病気ですね。
先日、さいたま市の動物ふれあいセンターの方にお話を伺いましたが、近隣で保護される犬はまだフィラリア症の子も多いみたいで油断せず予防するのが重要です。


さてこのフィラリア症、犬の病気と思われている方もいらっしゃると思うのですが、　猫のフィラリア症について院内セミナーを行ってもらいました


　● 首都圏の動物病院の調査で１０頭に１頭以上がフィラリア抗体陽性
　　　　　　（２００８年、世田谷・品川区・国立市・浦安市の調査）
　● フィラリア症と診断された猫のうち３-４頭に１頭以上が室内飼育
　　　　　　（米国糸状虫学会・国内の調査）
　● ぜんそく・気管支炎様～急性の呼吸困難・突然死など症状を引き起こし
　　 現状では検査や治療などに難点がある。
　● 犬に比べて体が小さいためフィラリア１匹でも重篤な症状に結びつく


このような状況から、当院では、室内飼いのネコちゃんも春先から月１回のノミ予防をかねたスポット剤をおすすめしています。
ご不明の点などは、スタッフまでお気軽にお声かけください。

参考：ファイザーHP＞猫のフィラリア症