さいたま市南区・浦和のコトー動物病院のブログです


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カテゴリ:診察( 18 )

今日の診察(クッシング症候群)

こんばんは、古藤 和葉(かずよ)です125.png
少し暖かくなってきましたね179.png

今日は、クッシング症候群という病気で通っているマロンさんのお話です。

クッシング症候群は、副腎皮質機能亢進症とも言われ、ホルモンの異常による病気です101.png

クッシング症候群の原因は2つあり、頭の中の脳下垂体が腫瘍化しているか、お腹の中にある副腎が腫瘍化しているかのどちらかになります。
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マロンさんは、検査結果から脳下垂体性のクッシングと診断して、飲み薬の治療をしていました。

しかし、皮膚病変は急速に悪化し、このような病変が全身にできていきました。体のほとんどの部分でクッシング症候群特有の石灰化した病変が広範囲にゴツゴツと触れます。

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首のあたりの病変です。
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薬が効くまでの一時的な悪化と考えていたのですが、脳神経の異常を疑う所見がでてきたので、脳下垂体腫瘍が大きいタイプの巨大腺腫を疑い、2次診療施設を受診することになりました。

MRI検査でやはり巨大腺腫であったため、大学病院で放射線療法をおこなってもらいました。



現在のマロンさんです。
皮膚の病変はす脱毛は残っていますが程度で石灰化した病変はなくなりました。

2年前に放射線療法を終了し、クッシング症候群の治療薬は飲んでいますが、経過は順調です110.png

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首のあたりです
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神経症状は派手なものではなかったのですが、実はこの時期に放射線療法ができなければ、亡くなってしまう可能性も高かったと思います。


何とか乗り切ってこれたのも、ひとえにご家族とマロンさんが頑張ってくれたからだと思っています110.png

オリンピックが開催されていましたが、マロンさんとご家族の努力は、本当に金メダル級だと思います177.png

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by koto-ah | 2018-03-01 11:16 | 診察

血圧の検査のすすめ

こんにちは、かずよです。インフルエンザが流行っていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?

今日は血圧のお話をしたいと思います。

人間では病院に行くと測ることも多いと思いますが、ワンちゃん猫ちゃんでも測るようになってきています。
こんな感じで測ります125.png(できれば尾で測ります)


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ワンちゃんネコちゃんの場合、高血圧で、失明や発作、心不全、腎不全の悪化など問題が大きくなってから治療をし始めることが多いです131.png

そして高血圧のやっかいなことは、見た目だけでは判断ができないということと、症状がではじめるまで飼主さんが重要視していないということがあります120.png



この子はおまめちゃんといいます。見た目もが、性格もかわいい子ですが、診察はちょっと苦手です102.png
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この子は腎不全の経過があり、眼の検査で網膜剥離の所見があったため、血圧の検査をおすすめましたが、希望されませんでした。

その後、何度も発作が起こり、血圧が非常に高かったため、高血圧性の発作を疑い、緊急入院になりました。

幸いにも治療に反応し、降圧剤を飲むだけでお家で過ごしています164.png
ご家族も定期的に検査に来てくれて、頑張ってくれています172.png



高血圧は、腎不全や心臓病、ホルモンの病気などに合併していることがあります。

正直言うと、そういった症状がある子は全頭、検査をしたいところなのですが、費用もかかるため、より疑わしい子だけ検査している状況です。

病気を未然に防ぐという意味で、高血圧になる可能性がある病気の子は、定期的な血圧検査をおすすめします179.png

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by koto-ah | 2018-02-05 20:22 | 診察

犬の不妊治療

こんにちは、獣医の古藤かずよです。
寒い日が続きますね。また木曜あたりから雪がふりそうだとか117.png

今日は、犬の不妊治療についてお話しさせて頂こうと思います。
(めずらしく頻繁に更新しています)
妊婦さんの安産祈願に犬の日が選ばれるように、もともと犬は妊娠しやすい動物です。

ただ中には子供を生ませたくても、なかなかうまくいかない場合あります131.png

すずちゃんとコロちゃんはとても仲良しな柴犬さんです110.png
飼主さん達はすずちゃんとコロちゃんの子供が欲しいと思っていましたが、なかなか妊娠しませんでした。
不妊の相談をうけたので、少し調べてみることにしました。

この子たちの場合、男の子は精子数が少なく、また女の子もホルモン検査で排卵はしていましたが、交配を許容する反応が薄く、自然交配が難しい状況でした。交配の適期を見極めるとともに、交配の誘導、人工授精をしました。幸い2シーズン目で受胎し、無事出産することができました101.png

写真はすずちゃんとコロちゃん、4か月齢の生れた子たちです。
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皆、かわいいですね110.png飼主さんもすずちゃん、コロちゃんも頑張りました。

幸そうな姿がみられて、私もとてもうれしいです179.png

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by koto-ah | 2018-01-30 19:09 | 診察

肺高血圧症

こんにちは、獣医の古藤かずよです101.png
今日も寒いですね155.png
道路も凍っていて、病院の前の桜坂を通る車が、坂を上がるのに大きな音をたてて上っていました。

今日は肺高血圧症についてお話ししたいと思っています。
最近、心臓病の子でよくみかけるようになってきた合併症で肺高血圧症があります。

肺高血圧症は重度の心臓病でもおこりますが、その他、うまれつき胸の変形があったり、呼吸器疾患などでもおこってくる病気です。初診の子で経過がわからない場合、肺高血圧症になった原因も注意深く診断していくことも重要です。

この子は、ちょうど1年前くらいに初診で来院したクロちゃんです。
飼主さんが咳を心配されて来院されましたが、重度のチアノーゼと腹水を認めました。

これがそのときの横向きのレントゲンです。
腹水でお腹がパンパンですね。
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超音波検査で僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症と診断し、肺高血圧症も合併してました。
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幸い治療に反応して、無事退院しました。腹水もなくなりましたが、現在も治療で通っています。

これがちょっと前の写真です。病院でカットしてもらった後で男前ですね。
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治療は飼主さんの協力が不可欠です。
クロちゃんの飼主さんは大変な治療にも一生懸命ついてきてくれています101.png
これからも丁寧に飼主さんのご希望に沿いながら、クロちゃんを診ていきたいと思います

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by koto-ah | 2018-01-24 19:02 | 診察

かずよ診察とカフェオレ

こんにちは101.png
雨の日も少なくなって、お散歩しやすくなってきましたね174.png

最近、はまって飲んでいるものがあるのですが、セブンイレブンのカフェオレです。
甘すぎず、とても飲みやすいです164.png

これでミルクタイプの?カフェオレ愛が復活して、この間スターバックスのコーヒーフラペチーノを頼んだのですが、
うーん…何か違う
やっぱりセブンイレブンの方が好きかも111.png111.png
カフェオレ好きのみなさん、よかったら飲んでみてくださいね179.png

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今までもそうなのですが、当院の獣医の診察は担当医制ではないので、希望があれば遠慮なく受付にお伝えください178.png

私はほぼ毎日、診察に出ていますが、継続の患者さんが中心なので、診察を希望される方は受付で希望をお伝えください101.png

金曜、土曜は確実にいますが、急に不在になることもあるので、それ以外の曜日の場合は、私がいることを電話で確認していただけると助かりますm(__)m

今日のサックス
眠いけど、カメラ向けられて緊張…
でも眠いから動かない…

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by koto-ah | 2017-10-12 10:42 | 診察

動脈管開存症

ご無沙汰しています、かずよです。

最近、夏海ちゃんがほんわかしたブログを書いてくれているので、タイトルをどうしようか悩んでしまいました(汗)いつもみてくださっている方にもしかしたら不評かもしれませんが、今日は子犬ちゃんの心臓病で比較的多い、動脈管開存症のお話をしようと思います039.gif

子犬ちゃんで心雑音が聞こえた場合、先天性の心臓血管系の異常があることがあります。
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この子は、健康診断の時に心臓に雑音が聞こえたので、くわしい検査をすることにしました。

雑音は左心基底部で連続性に聞こえたことと
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このように主肺動脈内に入り込む血流を確認し、

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連続波ドプラ法で連続性であったことから、動脈管開存症と診断しました。

動脈管は大動脈と肺動脈をつなぐ管で、どの子犬ちゃんももっているものですが、生まれてくると閉じてしまうのが正常です。

これが生まれてからも閉じずに残っていると正常な血液の流れにならずに、左側の心臓に負担がかかり、そのままにしておくと1年以内に半分以上の子が亡くなってしまいます。根治的な治療は手術またはカテーテル治療になります。

また図のように初期の状態だと動脈管を通じて大動脈から肺動脈に血液が流れる左→右短絡と言われる状態なのですが、

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進行すると反対の肺動脈から大動脈に血液が流れる右→左短絡になり、この状態になると手術などの根治的な治療は不適応となります。

幸いこの子は無症状で検査の数値でも治療できる状態だったので、飼主さまと相談して、当院で手術することになりました。

難しい手術でしたが、本人が頑張ってくれたので、無事終えることができました。手術後すぐにご飯を食べれくれて、体は小さいながらタフな子です001.gif

今、術後数週間ですが、心臓の雑音も消え、経過は良好です043.gif

動脈管開存症は、進行してしまうと、治療の選択肢がかぎられてきてしまう病気です。症状がないうちに、手術などの治療を考えていただくことが大事な病気の一つになります。
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もちろん手術ということは一大事です。医療だけが先行してしまう治療では意味がありません。相談をしながら、一番良い治療法を検討していきますので、もし不安なことがあれば、何でもご相談ください056.gif

うーん、書いてみたらやっぱりちょっと重い話でしたかね。心臓ってなんだか難しい感じになるんですよね。次は皮膚病にしようかなー(汗)
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by koto-ah | 2015-10-08 17:12 | 診察

膵炎

ご無沙汰しています、かずよです。

開業してもうすぐ2年になります。
去年は膵炎で入院になる子がたくさんいました002.gif

膵臓は消化酵素をだす役割があるので、膵炎になるとおなかの中に強い炎症を引き起こします。命にかかわることもある怖い病気です。

ヒナちゃんは膵炎で入院したプードルさんですが、症状が重く、入院中にこのような皮膚病変がでました。
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ヒナちゃんの皮膚組織の検査結果は『特発性脂肪織炎』という結果でした。膵炎はおなかの中の炎症ですが、この子のように皮膚の脂肪に炎症が波及する事で目に見えることもあります。

膵炎の治療は軽い場合、通院で対応可能な場合もありますが、ヒナちゃんのような子は入院での集中的な治療が必要となります。


ヒナちゃんと飼い主様が治療を頑張ってくれたので、今は膵炎もおさまって皮膚の病変も消え、元気に過ごしています043.gif

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ヒナちゃんは違いますが、膵炎は脂肪分の高いものを食べたりすることがきっかけでなったりします。特にひとの食べ物を常習的に食べている子は要注意です。皆さんも気をつけてくださいね001.gif
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by koto-ah | 2014-10-20 16:39 | 診察

肝臓の数値と食事

ご無沙汰しています、かずよです001.gif

今日はひさしぶりに晴れたと思ったら、時折の雨で慌ててしまいました。今年は、梅雨明けの時期も例年より遅くなるとか013.gif


この時期フィラリアの予防と健康診断をする子たちが多いですが、症状がないのに血液検査をしてみると肝臓の数値があがっている事があります。

うちの子は健康だと思っていたのに、肝臓の数値が高いと言われて、
「先生、何が原因でしょうか?」と心配そうに、飼主さんに聞かれたりします。

こんな時、私はフードを空けてからどれくらいで使い切りますかと、まず質問しています。

チワワの飼主さんで「サイエンスダイエット成犬用を7㎏の大袋買いしているので、使い切るまでに3、4か月くらいかかります」と教えてくれたりします。


一見問題なさそうに見えますが、実はこれが原因だったりします。
封をあけてから1か月以上たったフードは、酸化するなどの問題がでてくることがあり、このことが原因で肝臓の数値があがったりします。質のいいフードでもこれは一緒です。

もちろん肝臓の数値が上がるといっても原因は様々ですが、このように飼主さんのお話を聞くだけで原因がわかることもあるんですよ。


皆さんもドライフードは開けてから、1か月以内に使い切るようにしてくださいね056.gif

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by koto-ah | 2014-05-31 19:02 | 診察

ノミ

こんにちは、
ずいぶん涼しくなりましたが・・・ってかもう冬ですもんね。早いですね。
いまさらですが今日はノミのお話です。

猫ちゃんの診察を終えてみると・・・あらあらノミ糞です。
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よーくみると毛の間に細かい黒い点がみえますね。
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これがノミの成虫ですが見つけようと探してもなかなか見つかりません。
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ノミが寄生するとアレルギー性の皮膚炎による痒み、瓜実条虫(サナダムシ)の感染などを起こすことがあります。
特に散歩に行くわんちゃん・保護した猫ちゃんなどは感染の可能性が高くなりますので、今月くらいまではつけ薬・飲み薬などでの予防をおすすめしています。
一度、生活環境中にノミを入れてしまうと温かい部屋の中では年中ノミが活動・繁殖できる状態となりますので注意してくださいね。

メリアルHP > ノミの生態ノミの被害
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by koto-ah | 2013-11-08 11:58 | 診察

マダニ

こんにちは、古藤かずよです043.gif

もうすぐお盆ですね。お盆にむけて、いろいろ準備が忙しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近マダニをつけて来るわんちゃんが多いのでこのお話をしたいと思います039.gif

ダニというと、カーペットや畳にいる小さな生物を想像する方も多いと思いますが、マダニはそれとは全く違う生き物になります。足が8本あり、どちらかというとクモに近い生き物です。


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爪楊枝の先にいるのが吸血していないマダニで、1cm大の黒いものが吸血したマダニです。吸血すると体重は100倍以上に重くなり、大きさも別の生物みたいですよね039.gif


マダニは、動物の血を吸っては地表に落下し、脱皮を繰り返しやがて卵を産みます。つまりお庭や犬小屋などでマダニが繁殖していることになります。考えただけでいやですよね008.gif

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万が一、お家のわんちゃんにマダニががついた場合、すぐにとろうとはせず、病院に来てくださいね045.gif無理にはがそうとするとマダニの一部がわんちゃんの皮膚の中に残り、皮膚炎を起こしてしまうことがあります。

マダニはベクターといっていろんな感染症を媒介する事が分かっています。
ちょっとした散歩でマダニに感染することはあるので、室内飼いのわんちゃんでも予防はしてあげてくださいね。病院には、飲み薬やつけ薬などいろんなタイプのマダニ予防薬があります。安全性も高いので、お気軽にご相談ください056.gif

早く猛暑が落ち着くといいですね。皆さんも体調にはくれぐれもご注意ください043.gif
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by koto-ah | 2013-08-09 16:18 | 診察

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